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熱々の若狭カキを味わう夫婦=2025年2月1日午前10時59分、福井県小浜市、佐藤常敬撮影
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 福井県小浜市の観光施設「若狭フィッシャーマンズ・ワーフ」に1日、カキ小屋がオープンした。若狭湾で養殖したカキの酒蒸しを目当てに家族連れらが続々と訪れ、ぷりっとした熱々をほおばっていた。

 今季のお薦めは、稚貝を樹脂製のかごへバラバラに入れ、一粒ずつ育てる「シングルシード方式」で育てたカキだ。身入りが良くなるといい、「若狭うららカキ」のブランド名で5個3500円(数量限定)で提供する。

 小屋を運営する竹田拓人さん(32)は「濃厚さと塩味が普通の養殖カキと全然違う。数量限定ですが、ぜひ食べに来てほしい」と話している。

 小屋で提供する酒蒸しには地酒「わかさ」を使用。酒蒸し(10個3千円)のほか、小浜のわき水「雲城水」で蒸したもの(10個2500円)がある。

 京都市から訪れた60代の夫婦は「小浜のカキの味が忘れられず、2年連続で来ました。2時間かけて来たかいがあった。ぷりっとしてとてもおいしいです」と笑顔を見せた。

 24日まで、土日祝日の午前10時半~午後3時半に営業する。

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